七月九日 晴れ  ( 53日目 )   

今日もダートを走るのか。悪路を走るのはしんどい。おまけに、強い風が吹いてきている。ハンドル操作もままならずというところです。
 うわー、また車が来た。コホコホひでぇーほこりだ。もっとゆっくり走れ―!俺なんかゆっくり走ってるんだぞ!まぁ、早く走るとまたこけるけどね
といいながら、オットットットー、あっり、こけました。あーあーやんなっちゃうな。やったー!やっと舗装された道路だよ。やっぱりいいね、舗装道路というのは。走るのが容易だ。俺がスタンドでオートバイを洗っている時、昨夜一緒にキャンップしていた2組の老夫婦にあった。
「アクロヲハシルノハツカレマスネ」
「ワタシタチモクルマガユレテヒドイモンデシタ」と話して別れた。
そして、またもや次のレストエリアで会ったのです。そしてまた一緒にキャンピング。
今晩は日本のインスタント味噌汁をご馳走しました。うそか本当か分からんが「オイシイイ、オイシイ。」と飲んでいたが、まぁ俺もインスタントにしてはうまいと思うけどね。
ここの所、のんびりしたペースである。そーあわてずに、のんびり行こう。っと言っているにもかかわらず、今日は左ヒザがすり傷、右手首が捻挫、左小指が突き指という結果。始末におえないのが右手首捻挫、ちょっと痛みがひどい。まあそのうち治るでしょう。

シドニーからの走行距離 11557キロ

   
  砂というよりも、土である。乾燥した赤土である。
  だから雨が降ったらドロンコ道だ。

   タイヤが埋まって運転がままならない。
   激しいハンドル操作で手首をおかしくしてしまった。
  帰国してからもしばらく痛みがあった。

   私は、日本で五十ccのバイクを乗っていたので、
  運転が上手いというほどではない。

   でも、この辺に来るとオフロード・バイクの運転も慣れてきた。
   転倒に継ぐ転倒であちこちを負傷し、
  隕石の落ちた後の大クレーターを見に行くのは断念した。

   パースの博物館で写真を見た限りでは一見の価値はあるだろう。
   

雨季には通れないね
ちょっと、休憩
七月十日 晴れ  ( 54日目 ) 

今日は雲一つ無い青空、気持ちいいね。みなさん、いろいろとお世話になりました。スコットランド産のママレードまで頂いちゃって、
「イイタビヲ マタアイマショウ」

「きょうも、こーして、あーして、楽しいのも、オーストラリアがあーるからよー。オーストラリアよ。あーりがとう。」どうしてか、ルンルン気分だね。

 オーストラリアにはいろんな鳥が、いるね。ズーム付きのあのカメラが欲しい。このバカチョンじゃ近寄って行くうちに逃げてしまう。今日なんか、百羽ぐらいのセキセイインコの群れを見たよ。
 みんな黄緑色ですごくきれいだった。あーぁ、あのカメラがあったらな。俺も諦めが悪いね。もう売ってしまったもの仕方がない。それよりも、いい思い出の旅をつくって行こう。

シドニーからの走行距離 11984キロ

   
  オーストラリアは鳥の宝庫でもある。
  鳥を見ているだけで時を忘れてしまう。

   空、地平線、一本の道、海までもが時を忘れさせてくれる。
  
私にとって見なれているものでさえ、オーストラリアでは、真新しく感じた
ここのキャンプ場は、薪が有料
カッコいいだろ