文部科学大臣認定「野外活動指導者養成」
専門共通科目テキスト序文より抜粋
 今、野外活動はアウトドアブームとして社会に受け入れられている。
 人々は野外活動を自ら楽しむと同時に野外活動に多くを期待しているのである。
 その例の一つは学校教育における野外活動である。
 学校教育で「ゆとり」「生きる力」を育み、休日には自然体験などを行って「人間性」を育んでほしいというねらいがある。
 青少年に自然とは何か、人間とは何か、友達とは何かなど、自然観や人生観、価値観などを総合的に考える場として、野外活動が注目されているのである
 野外活動指導員はこれに応えなければならない。
 もう一つは野外活動による環境保全思想の普及である。
 1997年12月に京都で地球温暖化防止会議が開かれ、私たちを取り巻く環境問題は地球全体としての視点から捉えなければならないことを再認識する機会となった。
 野外活動指導者は、自然に対してローインパクトな野外活動を提案し、推進しなければならないであろう。野外活動を環境教育の最善の場として活用するのである。
 人や自然にやさしく、人々の幸せや豊かな社会つくりに貢献できる野外活動指導者が数多く誕生することを、私たちは願っている。
長野の旅は近日公開